多忙極まる
今日も明日も、受験勉強、仕事が続く。
今したいこと、何も考えずに柔らかな布団で眠りたい。
今日から梅雨入りー。
島からの恵みが届いた。
雨の日を優雅に幸せな気持ちで過ごせる大人になりたい、そう願い続けて、
未だに道半ば。
利用者の少ない図書館で、「マチネの終わりに」を読む。
「人に決断を促すのは、明るい未来への積極的な夢であるより、
遥かにむしろ、何もしないで現状に留まり続けることの不安だった」
By 平野啓一郎「マチネの終わりに」
降りしきる雨と、今日の私。
そう、そうなんだ、現状に留まり続ける不安なんだ。
そのために、今頑張んなきゃいけない。
そんな私の事、「勉強が趣味」って言う人が沢山いる。
違う、全然分かってない。
それ言われるたび、胸を痛める私にも気づいてくれてないだろうから、
もう、そんな風に言わないで。
こころをばなににたとへん
こころをばなににたとへん
こころはあじさゐの花
ももいろに咲く日はあれど
うすむらさきの思い出ばかりはせんなくて
Sakutaro Hagiwara
社会学者、見田宗介曰く日本で家ごとに花を飾るのは、近代になってから出来た習慣で、江戸期までは、たとえ子供であっても花をむしる事は止められたんだそうです。
花はこの世にいっぱい咲き乱れているヒエロファニー。
緑の茎、枝の先端に、いきなり出現する、鮮明な赤や黄色は、聖なる異世界からこの世に現れ出た、感動と畏れに満ちたもの。
手向くるや むしりたがりし 赤い花
一茶が最愛の娘を亡くし、お前がむしりたがった花、今お前に手向けてあげられるよ、こう詠んだ一句が、心に沁みる。
花にうつし世を思うた昔人なら、この艶やかな紫陽花を見て、なんと言うだろうか。
まどろみ
今日、カフェで流れてた曲。
雨降りの低気圧の夕暮れ時、心に染み入る・・・。
「涙と一緒にそっと蒔いた 希望の種に 虹の光が降り注ぐ」
「野ずえにのこる 遅咲きの花は あでやかな初花よりも 愛らしく
かなしい夢のよすがともなる ひとの別れのときもまた
あまい出会いの時よりふかく こころにのこることもある 」
By プーシキン
野に分け入って、摘んだ名も知らぬ草。
君と食した名もなきその草の、ほろ苦さ、青臭さ、
今でも鮮明に舌先くすぐるよ。
後で図鑑で調べたら、美味だが微毒と書かれてた。
後で身体に訪れた、物思ひという名の副作用ー、
切なさや、苦しさという名の副作用。
月見れば、切なさの水、一しずく。
明日から水無月、潤いの季節が始まるよ。
退路を断つこと
依然として
忙しすぎて、
1日4時間くらいしか寝られない日々を送ってます。
やばいよ、時間が足りないよ。